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ビオチン

ビオチンのアトピーへの効果、体内での働き

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アトピーという病気は「体内の炎症反応(炎症体質)」に加えて「アレルギー反応(トリガー)」から始まります。

ステロイドで炎症を取り除くうちにトリガーを除去できれば良いのですが、それが特定できずにこじらせていくと、今度は「肌のもろさ」が加わり慢性化していきます。

(半年以上こじれているからアトピーと診断されるのですが、)一度こじらせたアトピーはスキンケアだったりステロイド外用薬や抗ヒスタミン剤の内服だけじゃいまいちスッキリしないケースは多いですよね。

スキンケアをいくら頑張っても、体の内側から出てくるようなあの感覚。

そんな炎症を根本から解決する希望のある「ビオチン」という物質についてご説明します。

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「ビオチン」とは

ビオチンという物質は、正式には「ビタミンB7」というビタミンB群の一種です。「ビタミンH」とも呼ばれます。ビタミンB群は協同して皮膚や粘膜の健康を守る機能があります。

 

ビオチンの働き

ビオチンには、皮膚や粘膜の健康をサポートする他にも様々な働きがあります。

消化酵素のサポート

ビオチンには、食べたものを消化分解・吸収する酵素をサポートし、体に必要な栄養素を吸収しやすい形にする働きがあります。

具体的には、体内で「糖分、脂肪、たんぱく」の代謝にかかわる4種類の酵素をサポートしています

「食物過敏症」はご存じでしょうか。未消化のたんぱく質(卵白アレルゲンなど)が体内に入り込んだとき、体が「このたんぱく質は異物!」と勘違いしてアレルギーを起こしやすくなる症状です。

ストレスや善玉菌の減少によって腸内環境が悪化した時に起こりやすく、「遅延型フードアレルギー」も同じプロセスで発症すると考えられています。

ビオチンは、これらの難消化性のたんぱく質や糖質などの「食物由来のアレルゲン」を無害なレベルにまで分解を促進してくれます。

そのため、アレルゲンが体内へ侵入するのを防ぐことに繋がります。

ヒスタミン排出のサポート

また、ビオチンはアレルギーの元になる「ヒスタミン(アレルギー物質)」の材料の「ヒスチジン」と結合し体外へ排出するため、アレルギー症状の原因物質を減らしてくれることも期待されています。

一方で、「アビジン(卵白に含まれる物質)」とも結合してしまうため、卵白を大量に摂取した場合、体内のビオチン量が減少してしまうことも示唆されています。ビオチンを摂るなら生卵を避けるべきと言われているのはこのためです。

肌のターンオーバーのサポート

体内でのコラーゲン生成を促す働きがあり、お肌のターンオーバーをキープする効果もあります。コラーゲンを束ね、結束を強くします。その結果、肌がより強くなり、肌から生える髪の毛のコシがアップしたり、欠けやすかった爪が強くなるなどの美容効果にも繋がっています。

 

医療現場でのビオチンの活用例

医療分野でのビオチンの活用では、皮膚科や内科での掌蹠膿疱症(しょうせきほうのうしょう)やアトピーなどの特殊な皮膚病に対する治療が有名でしょう。

ビオチンを長期的に高用量摂りつづける「ビオチン療法」が主流で、標準的なステロイド治療を行っても効果を得られない特異的な症例や、ビオチン欠乏が疑われる小児や赤ちゃんなどに行われるようです。この場合は、保険適用されます。

ビオチンと併せて他のサプリを継続的に服用することで、小児アトピー、乳児湿疹の治療例が多く報告されているようです。一般的にはビオチンの飲み薬が処方されます。

 

ビオチンが不足すると・・・

ビオチンが体内で不足すると、こんなトラブルが起こるようになります。

  • 食べたものを分解吸収しにくくなり、ビタミンミネラルなどの栄養吸収率が低下
  • ビオチンをエサとする善玉菌が減少
  • ヒスタミンを排出できずアレルギーが悪化
  • コラーゲン不足によりお肌の再生力が低下

 

ビオチンが不足してしまう原因

ビオチンは水溶性ビタミンなので、体内に長い期間溜めておくことができません。加えて、体の各所で必要な栄養素なので、タダでさえ不足しやすいと言われています。

ビオチンが不足する原因には、以下が挙げられます。

  1. ストレス、睡眠不足、食生活などが原因で腸内環境が悪化して消費
  2. 抗生物質、抗てんかん薬の服用
  3. ビオチンを生み出す善玉菌の動きが鈍り、産生量が減る
  4. ビオチンをエサにするビフィズス菌
  5. 脂肪の摂りすぎ
  6. 授乳・妊娠期の欠乏症

特に、3. ビオチンを生み出す善玉菌の動きが鈍り、産生量が減るということは見過ごせません。

ビオチン療法を行うとき、ビオチンだけでなく乳酸菌を同時に摂取することが推奨されていますが、それはビオチンと乳酸菌の相互作用を狙うためです。

 

次はビオチン療法の効果的な進め方について解説します。

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